Note.

うっかり大学院に進学してしまった私の毎日

最近の所感

大学院生活も丸半年が経ってしまった10月初旬。

 

自粛期間が終わって研究が再開して、本格的に実験も再開出来たのは8月の半ばだったかな。

こらえてこらえてようやく半歩進み、またこらえてこらえて半歩だけ進む、の繰り返しです。

これは忍耐ゲームなんだろうか。そうに違いない。

秋になれば、目を背けていた就活が笑顔で手を振りながらこちらに向かって来ています。(来なくていいのに)

修士の2年間って本当に短いのに、就活だけでなくコロナにも時間を取られ、ふいに頭をよぎる「私の研究、M2の12月までで終わるんだろうか」という不安。ついでに「この研究の有用性は本当にあるんだろうか」という疑惑も浮かぶ始末。

 

焦りと不安で喉がカラカラになるような毎日の中で、最近ようやく、再びの半歩前進がありました。

先生に教わったアレコレと自主的に勉強し積み重ねがなんかうまいこと組み合わさって、現状を打開出来そうな策が出てたのです。

 

ある人は、研究のことをこんな風に言っていました。わからないことを調べるうちに、あ、これ全然違う、役に立たんやつだ…となってまた調べ直して…の繰り返し。それでそのタイミングでは関係ない色んな知識が蓄積されていつか別の時に役に立つんだと。

私も今まさにその通り、「必要な時にピンポイントで必要な知識を身に着け、最小の労力で最大の結果を得る」みたいな、効率の良いやり方は出来ていません。それに、恐らくそんなやり方は存在しないというか、院生のようなペーペーでは到底無理。(MとDでもまた違うけれど)

 

遠回りなやり方でしか研究が進まないので、達成感を得るには程遠いし、自分がどれだけ成長しているのかも分かりません。

真夜中に太平洋をたらい舟で横断しているという例えが一番近いのかもしれない。進路が正しいのか前進しているのか後退しているのかもわからない中、それでも櫂を漕ぎ続けているような感じ。

 

だから、この「半歩進んだ」という感覚はかなり久しぶりなのです…

ただし油断は禁物。ここで、よし!このままスピードに乗ってガシガシ研究進めるぞ、と思うと必ず暗礁に乗り上げる。地道に地道に、コンスタントに頑張り続ける意識が何より大切だと思います。